日本とアメリカの交通ルールの違いについて。
一番有名なのは左ハンドルで右側通行。
ワイパーと方向指示器のレバーの位置も逆になるので、日本からアメリカに来てすぐ(またはその逆も)は、かなり高い確率で操作を間違えます。
次に大きな違いは赤信号での右折が可能なこと。
アメリカでは交差点で右折をする際、赤信号だとしても1度停止をして、左方向から車が来ていなければ右折できます。交差点によっては”NO TURN ON RED”という標識があるのですが、その場合は赤信号では右折できません。ただし、NYC(ニューヨークシティ、マンハッタン)では標識で示されていない限りは、赤信号での右折は禁止です。
遭遇すると少しドキドキするのがスクールバス。
走行しているスクールバスは良いのですが、停車するとピカピカとランプを光らせて、車側面から”STOP”の標識が飛び出してきます。このときは、車線が異なっていても、対向車でも、停止しなければいけません。州によって異なるかもしれませんが、違反すると通常の一時停止無視よりも罪が重いです。大きな道路だと対向車線との境界にコンクリートなど障壁があったりします。その場合には、(少なくともミシガン州では)対向車は止まる必要はないです。
踏切での一時停止は不要。
日本では一時停止しなければいけないですが、アメリカではスピードを落として、注意して渡ればOK。ただし、スクールバスやガソリントラックなどは一時停止しなければいけないので、後ろに走っていたら注意が必要。
高速にHOV laneという車線がある。
HOVはHigh-Occupancy Vehiclesの略で、2名以上乗車している車のことです(もしかしたら標識によっては最低人数が異なるかもしれないけど)。人数の多い車を優先して効率良く進めるようにしたもの。1人乗車なのに間違ってこのlaneを走っていると、警察に捕まります。
ルールではないけどアメリカっぽいと思ったことは、NYの運転教本に”How to avoid collisions with deer”(鹿との衝突を避ける方法)という項目があること。例えば、運転手の視界が悪くなる夕暮れに鹿の活動が高くなるので注意するように、などの注意事項が書いて有ります。郊外の木々の多い場所では、たまに鹿を見かけます。知り合いがNYからナイアガラの滝へドライブしている最中に、鹿との衝突跡地が数カ所あったと言っていたので、ホントに良くあることなのかもしれません。