ニュースでも大々的に取り上げられていましたが、今週の月曜日にアメリカで日食(Solar eclipse)を観察するチャンスがありました。前回、アメリカの東海岸から西海岸を横断するように日食が起こったのは99年前の1918年とのことです。
こんな機会は滅多にないので、しっかりと日中観察しました。
とはいえ、思い出したのは前日の夜。専用メガネ等は買っていません。。
とりあえず、当日の朝に最寄りのWalmart、Target、Meijerに行ってみたけど、日食観察用サングラスは売っていませんでした。自分でピンホールで見るしかないかなと思っていたら、Michigan Science Centerへ行こうという同僚からの連絡が。
というわけで、日食が始まる時間に行ったら、既にものすごい数の人です。既に太陽を観察し始めていました。紙とフィルタで作った日食サングラスを無料配布していたのですが、行ったときには既に無くなっていました。。
ただ、サイエンスセンターの前にはWayne State Universityの協力で、望遠鏡が複数用意されていました。
また、日食サングラス(紙+フィルタ)も交代ではありますが、貸してもらえました。サイエンスセンター内でもライブ映像が流れていたようですが、長蛇の列ということもあるし、外で観察したかったので中へは入らず。
日食サングラス+コンパクトデジカメでも十分撮影可能でした。
結構綺麗に撮れるものです。
上の写真が月と太陽の重なりが最大に近い状態。
ミシガン州では残念ながら、太陽と月のオーバーラップは80%くらい。なので空が暗くなり、炎の輪のようにコロナが見える状態、とまではいかないのです。。。
同僚はiPhoneで撮影していましたが、結構綺麗に撮影できていました。月が右から左へと太陽と地球の間を通る様子が数時間内に観察できるなんて、結構テンションがあがります。
後半は雲が出始めて観測がしづらくなりましたが、逆に雲のおかで肉眼でも見えるように。専用メガネがなくても、普通にカメラで撮影できます。
紙に穴を開けて、ピンホールで見ている人もいました。両手の指を重ねて、隙間を作るだけでも、それっぽく見えます。
また、以下のような台所用品も置いてあり、小さい子供達が不思議がって見ていました。
これは複数穴があるので、広げてみると以下のような感じに見えます。よーく見ると1つ1つが三日月の形になっています。
こちらは、Science Centerで用意されていた装置。日食が終わるころの絵ですが、綺麗に満ち欠けが見えています。面白い!
DetroitニュースやABCの人が撮影に来て、インタビューをしていたり、空を見上げる人の写真を激写していました。子供も大人も口を開けて、this is amazing! wow!などと叫ぶほどの興奮ぶり。楽しい天体ショーでした。