ちょうどハロウィーンが終わりましたが、メキシコでは11/1-11/2は”Day of the Dead”(死者の日)という休日だそうです。デトロイト美術館にて、死者の日を祝う特別展(9/28-11/10)が開催されていたので、見に行ってきました。
死者の日には、故人が戻ってくると信じられています。家族や友達が一緒になって、その人のことを思いながらお祝いする日だそうです。日本のお盆とは違って、歌ったり、踊ったり、お祭りのように楽しむ日のようです。
死者の日には、offering(お供え)をしたり、altar(祭壇)を作ったりする習慣があるようで、地元のアーティストがこのofferingを作って展示しているのが今回の企画。
せっかく来たので、まずはDiego Riveraの壁画を見ることに。何度見ても立派な壁画。たくさんの人がこの空間で壁画を見上げています。
特設展のOfrendas: Celebrating el Día de Muertosはこちら。ガイコツの絵がお出迎えしてくれます。
中は少し薄暗く、ガイコツをモチーフにした祭壇が並んでいます。
こちらの祭壇からは電車が出入りしています。そして、中央上には、自由の女神ガイコツが鎮座。不気味だけど、くすっと笑ってしまいます。
こちらは、もろにガイコツ。ツリーの中に写真があり、その前に大きな骸骨が座っています。やはりこの大きさのガイコツが家にあると、ちょっと嫌かも。
こちらは、昔のアーティストに敬意を示すような祭壇。DALIやPICASSOなど、それぞれの絵に名前が書かれています。
ガイコツ(英語でskelton、メキシコではcalaca)は、死者の日のデコレーションをするためにアイテムの1つであり、死後の世界の幸せな生活を示すものだそうです。なので、喜びに満ちた死後の世界を表現するために、カラフルに着飾ったガイコツが多く、死者の日にはダンスや音楽演奏をするとのこと。
また、展示にはオレンジ色の花飾りが多かったですが、これはマリーゴールドという花をイメージしてるようです。マリーゴールドは”死者の花(flower of the dead)”とも呼ばれているようで、鮮やかなオレンジ色とアロマの香りが死者を祭壇へと導いてくれるのだそうです。
以前メキシカンタウンを散策したときに、カラフルなガイコツの小物が沢山おいてあった理由が今になってわかりました。