昨日、前歯がポロっとPCの前に落ちました。
衝撃です。
ブリッジの土台の1つで、日本にいる時からグラグラし始めていたので(日本の)歯医者でレントゲンを撮ってもらったところ、ヒビが入っているとのこと。
直ぐに取れそうもないし、お金も無いしで、先延ばしにしたまま渡米。
次の帰国まで持っておくれ、と祈ったけれど実らず。。。
というわけで、今日歯医者さんに行ってきました。
アメリカの歯科治療は高額であるという事前のネット情報を見ていたので、かなりビビっておりました。
知り合いの日本人に勧められたNoviにある歯医者さん。
日本人の受付もおり、日本語ラインという専用回線があるので、わからないこともスラスラ聞けました(英語だとなかなか思うようにいかない)。今日の朝電話して、午後の予約をゲット。
平屋の建物の一角にあるのだけど、その他2つの入り口を確認したら、また別の歯医者さん。ここは歯医者のメッカなのだろうか。
外観からは想像できないくらい、中はとても綺麗で診療室も5つ以上ありそうな感じ。直ぐに呼ばれて衛生士さんに状況をカタコト英語で説明。
はめただけの前歯をぱかっと外し、すぐに納得。
前歯のX線撮影を2回パシャり。ここで驚いたことが2つ。
– 衛生士さんが全て1人でやったこと(日本だと歯科医がやりますよね)
– 機材の充実!!!
診療台に座ったままX線撮影ができる設備と、撮ってすぐに横にあるモニターで確認できることに感動しました。その後、今後の治療も考えて、歯全体のX線も撮りましょうと言われ、大型X線がある場所へと移動。
ミニMRIまたは空港にあるX線装置の簡易版のようなものがあり、顔の周りを機械がグルーっと一周。診療室に戻ると、すぐに歯の写真を見せてくれました。これまた高度な設備に感動。
上の歯、下の歯、前歯から親知らずまで、まあよく写っていること。
歯科医が来るまで、ずーっと眺めてしまいました。
親知らずがこんなふうにまがってるのかー。この歯の根は長いなー。ふむふむ。
ここで歯科医が遂に登場!
受付の方も通訳として駆けつけてくれました!!
診断中はドキドキです。
… root canal … bridge for these 5 teeth … another option is implants …
but I would not recommend implants in this case …
こ、こ、こ、これは、大変なことになりそうだー!!!
通訳さんを通して状況を把握。冷静を装い、状況整理、治療方針の確認。
そして、その場で見積書を頂きました。
治療方針:
- 神経治療(root canal)x 2本
- 抜歯(根が欠けているので専門医にかかる必要ある)1本
- ブリッジの土台を埋め込む x 2本
- 5本分のブリッジ(もともとブリッジをして部分と今回欠けた部分の2本分を補う)
見積額:
- ~$1,000 x 2(専門医が行うので現時点で不明)
- ~$350(専門医が行うので現時点で不明)
- $373 x 2
- $968 x 5
ご、ご、合計 $7,936 !!!!!!!!!!
Delta insuranceに入っているので、5割負担。ただし、上限$1,500。。。
ふ、ふ、負担額 $6,436 !!!!!
It’s big deal…
Let me think…
としか言葉が出ませんでした。
歯科医も優しそうなおじさんで、「たしかにそうだね。***」とむしろ励まされてるように感じたくらい(***は聞き取れず)。
通訳さんと歯科医さんがあれこれ相談して、治療を今年と来年に分割して行えば、$1,500 x 2の保険適用を受けられるよと、助言してくれました。
そうすると、約$5,000。
それでも高い、痛い。。。
でも冷静に考えると、日本での治療と大して変わらないという気もしてきました。日本だと前歯なので保険が効かない。ブリッジに使う材質を落とせばもう少し安くなるかもしれないけど、大体1本7~10万くらいはかかるらしい。さらに帰国のための航空券代を考えたら総出費としては・・・
今回の僕の大工事は別として、もしかして、アメリカの歯科治療は保険を上手く利用すれば日本よりも良い治療を安く受けられるのかもしれない。前歯、インプラント、歯の矯正でも5割程度を保険がカバーしてくれるし(もちろん、保険内容によるけど)。
ちなみに今日の診療代は、保険が効いて$20~30くらいらしい(請求書が届くまで正確にはわからない)。
今のところ帰国の予定はないし、このままだとご飯も普通に食べれないし、決断を迫られている。。。